乳幼児教育、漢字絵本のインターアクトコーポレーション
第13回 桜(櫻)
たっくん:わ!桜の花が咲いてるよ!
ママ:桜が咲くと春がきたって感じがするわね。
たっくん:そうだ、この前「櫻」って漢字を見たんだけど
読み方が「サクラ」なんだって!「桜」と何か違うの?
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日本の代表的な花「桜」
昔から人々に愛され続け、多くの文学や歌の題材になっています。
日本昔話の「花咲か爺さん」でも、桜の花が使われていますよね!
「櫻」という漢字がありますが、これは「桜」と同じ意味で、
「櫻」を省略したものが「桜」なんだそうです!
☆ 漢字を分解してみよう!
【木】+【嬰】
【木】
木を表しています。
【嬰】
みどりご(緑児・嬰児)、「生まれたばかりの赤ん坊」を意味します。
【貝】+【女】
【女】:赤ちゃんは女性から生まれるためについたもの
【貝】:宝や財の意味
漢字を分けて意味を調べると、
【嬰】は赤ちゃんは女性から生まれる宝物という意味にもなりますね!
新芽のような生命力に満ち溢れた存在、しかし小さくて
手をかけなくては生きられない「守るべきもの」を表現しているんだそうです。
それに木偏を付けた櫻は、「守るべき木」になりますね。
国民の愛する花に相応しい文字なのかもしれません!
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ママ:他にも、首飾りの玉のような実がなる木という意味もあるらしいわよ。
たっくん:どっちも同じ意味だったのかあ!漢字を分けて調べると、
いろんな意味がわかって楽しいや!
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たっくんのちょこっと諺
【針】を使った諺
『明日ありと思う心の仇桜』
明日もまだ咲いているだろうと安心していると、夜中に強い風が吹いて
散ってしまうかもしれない。明日にはどうなるかわからないから
頼みにしてはいけないという意味
『三日見ぬ間の桜』三日間みない間に、つぼみだった桜は満開に、満
開の桜は散ってしまう。
物事の状態はわずかな間にどんどん変化するという意味
桜は咲いたと思ったらすぐ散っちゃうよね。
その様子が諺ではよく使われているみたいだね!
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