ポエポエクラブ ものしり博士の雑学教室 2014/10/18

15時間目 虫


やあ、皆さんいかがお過ごしですかな。
過ごしやすい日が続いて、だいぶ秋らしく
なったのう。
夜に本を読むのがわしの日課なのじゃが、
この時期になると、外で虫たちが大合唱していて
季節の変化を感じることができるぞ。

そんな虫たちだが、どうしてあんなに鳴くのだろうか?
今回はその理由を紹介するぞ!




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涼しくなった秋の夜、虫の鳴き声が風情を感じさせるのう。
なんでそんなに鳴くのかというと…

実は恋人探しをしているんじゃよ!
オスがメスを呼ぶために必死に鳴いているんじゃ。
鳴いているというが、実際音を出しているのは
羽で、羽をこすり合わせることで共鳴させて
音を出しているんじゃ。
羽の表面は、やすりのようになっていて、ずっと
続けるとすり減っていくんだそうだ!

メスが見つかるまで鳴き続けるらしいのじゃが、
見つからなかった場合は、そのまま死んでしまう
んじゃと…厳しいのう。
無事メスを見つけたオスは、交尾をして新しい世代を
生むことができるんじゃな。

夜に聞く虫の鳴き声はオスからの愛の言葉と考えると
なかなかロマンチックに感じるのう!
鳴いている当人たちは命がけじゃがな!



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虫を使った諺を紹介じゃ!


【一寸の虫にも五分の魂】

小さく弱いものにも、それ相当の意地や根性があるのだから
どんな相手でも侮ってはいけないという意味。

一寸とは、大体3センチくらいのことをいうぞ。
自分より小さかったり弱くても、彼らは一生懸命やっているの
だから軽く見てはいけないということじゃな。
侮っているといつか足下をすくわれてしまうかもしれないぞ!










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