漢字絵本セットをご愛用のお子様の感想です。

三年 一組  塩見 早紀さん

 わたしは、題名「花さかじいさん」 という本を読んで、

さいしょは、犬が川でふるえてほえているのをおじいさんが 聞き、

かかえあげて、名前を「ポチ」 に、決めて、たくさんかわいがって、

あいじょうをあたえているように、思いま した。

わたしは、すごく心のやさしいおじいさんとおばあさんだなぁ思ったし、

おじい さんがひろった犬も

(ありがとう)や(おじいさんは、やさしいなぁ) とか、

かんしゃしていると思います。

 ある日のこと、犬のポチがおじいさんをひっぱって畑へつれていって、

ポチは こう言った。 「ここほれワン、ワン。」 「ここほれワン、ワン。」

おじいさんも言った。 「よしよし、ここをほればいいのか?」

おじいさんはくわでほりました。

すると、・・・大ばん小ばんがざっくざっくとでてきました。

わたしは、おじいさんとおばあさんが、大切に、大切に、ポチを育てていたか ら、

大ばん、小ばんがざっくざっくとでてきたんだと思いました。

 その話を聞いたいじわるじいさんは、むりやりポチをつれてきて、畑に行きま した。

そうしたら、こう言いました。 「大ばんは、どこにある、小ばんはどこだ。」

するとポチが、 「キャンキャン」 とないた所をほってみると、

そこには虫やちりが、いっぱいでてきて、

おこっ たいじわるじいさんはポチをころしてしまいました。

 わたしは、むりやり畑につれてくるのは、

わるいことだし犬のポチもかわいそ うです。

いくらおこっても、ころすひつようもないし、

自分がわるいのでぜったいにちがいます。

  その話を聞いた心のやさしいおじいさんはこう言いました。

「ああ、なんてことだ、わしのポチが〜ぁ、でも灰だけでももって帰ろう。」

 そうして、ざるの中に灰を入れて、もって帰ろうとした、

その時、 風がふいてきました。

すると、・・・・ざるの中に入っていた灰が風といっしょに、

かれ木のえだにか かりました。

そしたら、かれている木に花がさいたのです。

おじいさんはそれを見て、 「ポチの花じゃ。」 と言いました。

 わたしは、やさしい心のおじいさんとおばあさんとポチの強いきずな、

かたい きずながあったんだなぁと思いました。

まさに、きずながあきらかに分かりました。

 それからおじいさんはこう言いました。

「かれ木に花をさかせましょう。」

その言葉をくりかえし言って、いっぱい花をさかし、

まるで、花の海のように なっていました。

すると、・・・おとの様が通りがかって、こう言いました。

「ほう〜、見事じゃ見事じゃ、日本一の花さかじいじゃ。」

そう言っておとの様からほう美をどっさりもらいました。

 それを見ていた、いじわるじいさんは、

かまどにのこっていた灰を、かき集め て、おとの様の所へ行ってこう言いました。

「おとの様、かれきに花をさかせましょう。わしこそ日本一の花さかじいです。」

そう言いながらえだへかけました。

でもちっとも花がさきません。

それよりおとの様の目に入るばかり、

おとの様はおこって、こういいました。

「何が日本一じゃ。このぶれい者。」

そう言って、いじわるじいさんは、ろう屋の中に入れられてしまいました。

 わたしは、さんざん人の心に矢をさしたいじわるじいさんは、

あとでばちが当 たるのは、とうぜんです。

やさしい心のおじいさんおばあさんはとうぜんごほう美がもらえるでしょう。

なぜかというと心のやさしくて、人間としていい人だと思いました。


                             塩見 早紀